突然の旅人

大した話でもない黒坂修のアホ旅日記

2012-01-01から1年間の記事一覧

稚内の顔

DNA分析によると、現生日本人は5千年前頃より中国大陸から渡来してきた弥生人型が支配的なのだそうである。西日本では弥生人型がより強く表れ、関東以北には縄文人型が混ざるのだという。おもに南方渡来の縄文人は、進んだ戦闘能力を持っていた弥生人にどん…

銀色の海と原野の誘惑…利尻島その2

昨日は利尻島から乗船したフェリーで予期せず中国人どもに出っくわした興奮でまともな旅の報告ができなかった。 下の写真は稚内からサロベツ原野を貫き最北の日本海沿岸に伸びる道路であり、オホーツク沿岸道路と共に北海道の道の中でも特に素晴らしい。俺は…

北の果て、ハートランド・フェリー…利尻島その1

日中関係が最悪である。俺個人にとってはどうでもいいことである。 俺は旅先で体験した無礼な中国人どもの話を何度も書いてきた。「ビールをくれ」と言ったら面倒臭そうに「水を飲むべきだ」と言いやがった西安のホテル女。ウイグル人に興味がある俺に対して…

重たい暑さと水びたしの街 〜 バンコク

二ヶ月のご無沙汰でした。 猛暑の中の台湾出張から足を延ばし、さらに暑いバンコクに行った。台北は夕方になると湿度で空気が白っぽく見えるし、バンコクの湿度は見たこともない夜の豪雨となる。俺はタクラマカン砂漠の街、トルファンで50度超を体験したが、…

Resat

奴の名はレシャット。34歳のトルコ人である。今週、奴が大森に出した地中海料理店「Resat」に呼ばれ、たっぷり奢ってもらった。トルコ料理、イタリア料理、スペイン料理が用意され、それぞれに現地で腕を磨いた専門のシェフがスタンバイする凝りようである…

出雲周辺の写真四枚

2回にわたって出雲周辺について書いた。写真がスマホで撮ったいいかげんなものだったので、万が一、使いたい方がいるかもしれないという思いで(願望で)、一応ミラーレス一眼で撮ったやつも掲載しておく。 上から、石見銀山街並み、温泉津温泉街、出雲古代史…

日本の始まりの地という通説

昨日の出雲から鳥取方向に150キロほど移動し、今夜は倉吉というところのかなりボロくてやばい感じのビジネスホテルである。部屋にはいってからアレルギー性鼻炎がとまらない。そして携帯用ウオッシュレットが必要だった。 今日は出雲を出て、石見銀山と温泉津温泉を…

空洞化していく「ゴールデン・ウィーク」

俺はいま、出雲駅南口の「グリーンホテル・モーリス」というところにいる。「モーリス」が余計だが、朝飯、駐車場付き6500円なので文句はない。俺は連休にバンコクに行くつもりだったが事情があり取りやめた。そのかわりの国内小旅行で出雲にきたのだ。マイ…

ふたたび浅草

日曜日に東京ゲートブリッジを観てから浅草を歩いた。東京ゲートブリッジは、無味乾燥で何の情緒もないただの鉄橋だったので写真はない。こんなものが東京の新名所になるはずもない。巨額の税金使って何をやっているのか。外国からの客船が東京に入港し、彼…

我々はどこから来たのか

[ 二枚の写真は、スティーヴン・オッペンハイマー著、「人類の足跡10万年全史」(仲村明子訳、草思社、2400円)の一部である。地図は、約17万年前に中央アフリカで発生した現世人類共通の祖先,ホモ・サピエンスが9万年に渡るアフリカ生活の後、ある一団が8万5…

浅草の虎姫一座

「人生は素晴らしい。それは旅ができるから。」19世紀のロシアの探検家の言葉である。 最近旅をしていない。だから今回は最近東京で出会った良いものと不愉快なものについてである。 写真は浅草のコシダカシアターというところでほぼ毎日やっている昭和歌謡…

藤原新也という重み

さっきNHKで放射性セシウムの深刻な拡散について特集していた。NHKは時々すごい番組を見せてくれる。群馬や栃木の湖では、ワカサギなどの魚から高い放射線が検出され、東京湾に注ぐ全ての川の河口域にセシウムのホットスポットが形成されている。当然、東京…

荻窪

12月30日の夜、毎年小中学校時代の同級生と先生20人ほどが地元の荻窪に集まる。「忘年会」は高校一年の時から毎年欠かさず行われているので、先日は38回目であった。第一回は1974年であり、シヨウガナイがきが4人集まって始まった。俺は当然その創設メンバー…