突然の旅人

大した話でもない黒坂修のアホ旅日記

2010-01-01から1年間の記事一覧

文句の多い紅葉狩り男

大阪で仕事をしたついでに京都の紅葉を観に行った。嵐山の常寂光寺と周辺エリアは素晴らしいの一言。(写真)春のサクラは気分を暗くさせることがあるが、紅葉にはいつも癒される。花見で騒いだりトラブルを起こす人間はいても、紅葉を観て騒いだりケンカを…

ありがとう吉田敬さん

吉田敬さんのお別れ会が東京プリンスホテルで行われた。良い笑顔をした大きな写真を見るのが辛かった。 吉田敬さんは10月7日に自ら人生の幕を引いてしまった。ワーナーミュージックジャパンの社長でまだ48歳だった。まさに天才的なアーティストプロモーター…

沖縄と中国人

先週沖縄に行った。俺は仕事の都合で3ヶ月に1回、沖縄に行く。いつもは3日4日滞在するが、先週は深夜に着いて翌日帰京するという、例えて言えば、沖縄というご馳走を前にして匂いだけ嗅いで食べることは出来ないという辛さを味わった。 ホテルはいつも仕事先…

オペラ座の怪人

赤坂actで大沢たかおと杏主演の「オペラ座の怪人」を観た。 歌がうまいとかうまくないとかは大切なことではなく、要するにトータルで感動があったかどうかが大事なのである。その観点でいえば、なかなかよかったと思う。数年前にブロードウェイの一流カンパ…

ろくでもない大阪の有名ホテル

10月終わりに関西を旅した。写真は高野山 壇上伽藍近く。 大阪に宿泊したが、全てが少しずつ狂い始めたある高級ホテルでの体験。 その日、俺は18時前にレンタカーでそのホテルのエントランスに入った。車を止めてもすぐそこにいる若い入り口スタッフはやって…

イスタンブルの人々

イスタンブルはいうまでもなくイスラム圈である。しかし、宗教的自由、政教分離はしっかりと根付いており,例えば「あの家の息子はきちんと礼拝をしない」などと公然と批判したりすると罰金を取られることもあるのだという。 イスタンブルの夏は爽やかな晴天…

西安の回族街 ~ イスラムの東端

今回の3枚は、今年5月の中国 ・西安の回族街。回族とは人種的にはほぼ漢族でありながら、祖先にアラブの血を引くとも言われ、イスラム教徒として中国各地にコミュニティを形成する人々のこと。西安は言わずと知れたシルクロードの東側の始まり。羊の串焼き、…

トルファンの朝 ~ イスタンブル 夕暮れのマルマラ海

また、俺の写真をみていただきありがとうございます。今回の2枚は、ipadの写真エフェクターで加工したもので、かなり独善的な押し付けがましさに満ちているけれど、俺はまずまずと思っている。 イスタンブルは昨年夏に行った時のもので、エジプシャンバザー…

ウイグル人の誇り

俺はガキの頃から世界地図をぼんやり眺めているのが好きだった 。眺めながらその土地の景観や匂いや男や女のことを想像する。そして、なぜか俺は、トルファンとかカシュガルとか、タクラマカン砂漠とかパミール高原とか、ガンダーラとかカスピ海とか…所謂シ…

ウルムチ2010年

ウルムチは新疆ウイグル自治区最大の都市である。世界で一番海から遠い都市とも言われる。タクシーがなかなか捕まらなかったが、このドライバーと女性客が相乗りさせてくれた。 イスラム圏の料理、シシカバブを焼く匂いがあちこちから立ち上る。 女性ダンサ…

トルファン2010年 [f:id:osamu-kurosak

タクラマカン砂漠北縁の街、トルファンは海抜100メートル以下の盆地に位置している。夏は最高気温45度近くにまで上昇するが、湿度が低いので東京の35度よりもマシである。夜は25度近く下がって20度前後になる。 人口25万人の7割はウイグル人である…

突然の旅人

] トルファン郊外、ベゼクリク千仏洞 トルファンのメインストリート タクラマカン砂漠を貫く道 ウルムチのモスク前2010年8月に中国の新疆ウイグル自治区、ウルムチとトルファンをついに訪れた。シルクロードのタクラマカン砂漠周辺エリアは子供のころから、…