突然の旅人

大した話でもない黒坂修のアホ旅日記

2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

箱根湯本 萬翠楼福住

印象深い旅館だった。1625年創業の萬翠楼福住は箱根の旅館第一号。現在の建物は明治12年(1879年)のものと聞いた。 [ 重要文化財である。 書は伊藤博文による。 この15号室には西郷隆盛、福沢諭吉、木戸孝充、井上肇も訪れたという。 俺が母と娘とともに宿泊…

安曇野のインテリタクシー

信州・松本での仕事を終えて、北アルプス山麓の水の里、安曇野を訪れた。 つい先日、白壁と石の建物群に完全な太陽が反射して深い陰影を形作るスペイン・アンダルシア地方の磁場に体内成分の一部を入れ替えられた俺であるが、今度は日本の原風景のような安曇…

バルセロナ〜グラナダ その6

バルセロナ中心部。いくつか写真をアップする。 バルセロナの有名店コルドベス。この姉さんの顔は怖かった。微かな笑顔はこの一瞬だけである。この 目にはロマ族の数千年の悲しみと怒りが宿っている。怖い顔見たさに二晩通った。一日目は最前列となり、怖く…

バルセロナ〜グラナダ その5 「無為の街グラナダ」

アルハンブラ宮殿を2時前に出て、グラナダ市街へ向かった。タクシーで10分である。 [ 街の中心、ヌエバ広場周辺である。 グラナダでは完全な太陽が地上を支配している。日差しを受ければもちろん、日陰にいても建物の中にいても、太陽の存在を忘れることはな…

バルセロナ〜グラナダ その4 アンダルシアとアルハンブラ宮殿

バルセロナ空港を早朝7時半に出たブエリング航空機が9時前にグラナダに着陸する直前の景色である。朝6時前にバルセロナ空港に着いたのだが、格安航空ブエリングのカウンターはごった返しており危うく乗り遅れるところだった。往復2万円ちょっとで運んでくれ…