突然の旅人

大した話でもない黒坂修のアホ旅日記

沖縄が危ない

7月から8月前半は福岡、福井、札幌、佐賀、沖縄への出張が続いた。

沖縄は仕事のあと自費で2日延泊した。自分で言うのもなんではあるが、俺はわりと公私のけじめをつけるたちなのである。これまで舛添さんのように下品でがめつく卑しい人間をたくさん見てきたが、大部分は育ちの悪い奴らである。もちろん育ちが悪い=貧乏育ちということではない。
俺が、薄汚く利己的な人間を世の中の悪、と認識できるようになったのは親父とお袋の教えのおかげである。ただ、小狡く下品な奴を許せず罵倒するような性質が歳とともに昂じてきてバカを見たり苦労することも多い。小狡く下品な奴は嘘に長けていて執念深い。

上は那覇ANAインターコンチネンタル・ハーバービューホテルの朝食レストランである。近頃は銀座や新宿では中国人観光客の姿がすっかり希薄となって空気が爽やかになっているのだが、来日中国人客数は爆買いが流行語にまでなった去年をさらに上回っており日本各地に分散しているのだと聞いていた。たぶんその通りなのである。ハーバービューは中国人に埋め尽くされていた。俺は沖縄に来ると普段は半額の1泊1万くらいの所に泊まるのだが、今回は出張からの延泊だったので、会社での俺の日常を成り立たせてくれている女性社員についカッコをつけて「あっ、俺の個人泊、ホテルはそのまま同じとこ押さえといてよ」などと言ってしまったのである。
今回俺は部下の50過ぎの男と別のレセプションカウンターでチェックインしたが、フロントマンが盛んに勧めるので俺は「インターコンチネンタルクラブ」にその場で入会した。しかし、連れの50過ぎ男には勧誘はなく男は憮然としていた。こういう時、「君には勧誘ないんだね」と、塩を塗り込むことにしている。別の機会に羽田空港で俺はダイナースカードに勧誘され手を振って断ったが、同行していた別の50代半ば男は全くスルーされて憮然としていた。ここでも「君には勧誘ないんだね」と追い打ちをかけておいた。俺は50を過ぎた部下に対して、こういう形で一種の教育・指導をしている・・・・・わけではない。
中国人たちは5年くらい前と比べればはるかに行儀良くなってはいる。ビュッフェだからと、食いきれないほど大量の料理を取って食い散らかしたり列を割り込んだり煩く小汚いガキを野放しにするような場面を見ることはなくなった。しかし、奴らに最近ますます感じるのは、日本に来ているのに日本人とは決して交わらない頑なさ、どうせ私たちを嫌いなんでしょ、という開き直りの顔つきである。

那覇空港のこの景色に再会すると自然とほおが緩んでくる。
今回那覇で生まれ育った28歳の真面目でハンサムなある青年とじっくり話をする機会があった。彼は早稲田の政治経済卒であり、その後は東南アジアを遊学し去年沖縄に戻って来た。俺は、「基地問題について沖縄の20代30代はどう考えているの?」と聞いてみたが、そこからかなり興味深い話を聞くこととなったのである。
下は話を聞いた沖縄中南部・読谷の人気沖縄そば店「浜屋」。

彼の話によれば、多くの20代は、「普天間基地の危なさは待ったなしの問題なのだから早く辺野古に移してしまい政治的にはそれをカードとして沖縄は別の大きな利益を受けとるべき」と考えているのだという。「しかし、メディアが移設反対で固まっているのでそれに影響されてよく考えずに感情的に反対する若者も多いのは確かであり、全般的に沖縄の若者はメディアに影響されやすい傾向がある」とも言っていた。そして、ここからは俺が知っていたことが中心となるが、沖縄の左翼メディアも辺野古移設反対運動も、そして翁長政権自体も中国共産党からの水面下での強力なサポートがあるのではないか、と言われだしている。特に翁長知事当選の選挙戦では中国共産党が強力に支援した、とも言われだしている。翁長氏は2014年の那覇市長時代、国からの交付金2億5千万円を遣って那覇臨海エリアに中国風の「龍の門」建造をなんと中国企業に発注している。我々の税金を沖縄に落とさずに中国に流すとはとんでもないことである。その頃から中国での反日デモなどでは「沖縄はもともと中国のものだ!」などという驚くべき主張が登場し始め、翁長氏は国連の場で、基地問題と関連ずけて日本の自由、平等、人権、民主主義を否定するという日本の恥さらしの許し難い暴挙に及んでいる。
辺野古に長い滑走路を持つ新しい米軍基地を造ってほしくないと一番に考えているのは中国である。翁長氏は国連の場で尖閣のセの字も出さずに日本政府批判に終始し「自己決定権」という言葉まで吐いたが、翁長氏とは一体何者なのだろうか。沖縄を独立させて中国の属国とし日米同盟を骨抜きにしたい中国の戦略と関連するのではないか、と見るのがごく自然と言えるだろう。
辺野古問題とは政府と沖縄県の対立のように見えて実は中国共産党に侵食された沖縄勢力を媒介とする中国と日本の係争なのだろう。

南部のサザンリンクスでゴルフをやった。この絶景は忘れることはないだろう。
ある世論調査では、沖縄県民の80%近くが中国を好ましくない国とみている。本土と同じである。・・・沖縄が本当に危ない。都知事選でろくでもない偏向左翼文屋を叩きのめした文春にまた暴いてもらえないだろうか。