突然の旅人

大した話でもない黒坂修のアホ旅日記

薔薇のベランダー


バラの季節となった。1月の半ばに葉を全部落として剪定した時は30〜40cmの裸の枝だったものがわずか3ヶ月でこうなるのである。1月の剪定は単に刈り込んではいけない。葉を落としてから1週間そのままにして、栄養分が下の方へ降りてくるのを待ってから そこだけ残して剪定する。
と、知ったかを語ったがやらない人にとってはどうでもよい話だ。

NHKで「植物男子ベランダー」というドラマをやっていると聞いた。いとうせいこう作、タグチトモロヲ主演とのことだ。俺は観てないが、やはりNHKは時代を捉えていて常に実験的な姿勢を感じる。溢れ返るバカバカしい番組とエセ左翼偏向報道に酔い続け日本人の民度を下げながらぼろ儲けを続けてきた民放テレビ局は、誰もがスマホカメラで私設テレビ局を開局できる超高速通信時代には貧乏会社に成り下がるだろう。ざまあみろ。
前にも書いたが俺はバラのベランダーなのである。

今日はベランダにバラ観賞用の椅子を設置した。5年前にバリ島の工場で買い船便で運んだチーク材の椅子である。椅子は値切って確か1.5万円位で買い、こりゃ日本で買う1/4だぜ、と喜んだが、輸送費と輸入関係費用が10万もかかり結局日本で買う倍になった椅子である。これから毎朝この椅子に座ってアイスコーヒーでも飲み、バラの変化を観察するのが俺の静かな楽しみになる。
もう少し俺のバラを観てやってください。




ベランダ園芸の中でも頻繁な水やりや施肥やら剪定やら消毒やら・・やることが多いバラを、4年前になぜ俺は突然やり出したのか、バリ島椅子に座って考えたがよくわからない。人は裏切るがバラは決して裏切らない・・などということではもちろんない。どこかでバラを観て俺もやってみたいと思ったわけでもなく、ガキの頃、家の庭にバラがあったわけでもない。

俺は部屋の中では、観葉植物をやっている。写真のアンスリウムスパティフィラムやシュロ竹などだが、世話は簡単だ。コツはどんな陽射しを好むかによって置き場所を選ぶことくらいである。
60近くになって俺の遺伝子のある部分が、俺を植物栽培に向かわせているのだろう。前に書いた遺伝子検査で俺は、南アジアで発生しミクロネシアポリネシアを経て台湾経由で日本列島にたどり着いた
性質が強いらしい。
60代の半ばまでには、地価が暴落しているはずの房総半島の中ほどの森に小屋を建てて、バラを植えまくり、バラに囲まれた池越えの30ヤードくらいのショートホールを自分で作ることにしたい。