突然の旅人

大した話でもない黒坂修のアホ旅日記

紅葉しない秋

都内有数の紅葉名所、11月29日の九品仏浄真寺である。

都内の紅葉は11月下旬から12月頭までが見頃とされているが、いまだに浄真寺の楓はほとんどが緑のままなのである。温暖化により楓の紅葉は50年間で15日遅くなったというが、今年はそんなレベルではないようだ。

写っている木はほとんどが楓である。一部陽当たりがよい部分を除いて、色づき始めてもいないしっかりとした青葉であり、紅葉となるにはあと10日以上は必要だろう。そうなると12月も半ばであり、紅葉せずに落葉する可能性もある。夏が長く秋が短くなったことよる現象らしい。今年は京都もダメなようである。

田園都市線鷺沼駅前からたまプラーザ駅を超えあざみ野まで続く見事な桜並木も今年は美しい赤茶色に色づかない。色づかずに枯葉となって落ち始めている。
鷺沼の桜並木沿道のクリーニング屋の50代60代のおばさん二人に「今年は桜の葉っぱが赤くならないねえ」と言うと「え? そうなの?いつもは赤くなるの?」と言っていた。「何年ここでやってんのよ」と言うと、ガハハガハハと笑いあっていた。