突然の旅人

大した話でもない黒坂修のアホ旅日記

虎ノ門ヒルズの竹林



仕事で立ち寄ったのだが、またしてもつまらない高層ビルが建っていた。幹線道路がビルの地下を通るという新工法は凄いのだろうが、東京にはどうしてここまで面白味がないものが建ち続けるのだろう。例えばお決まりの竹の植え込み。金属やガラスとのコントラストが和モダンなのだと言いたいのだろうが、もういい加減にしてほしい。西洋風や南方的な樹木を取り入れて新たな色彩美に挑むとか、ウッディな和洋折衷様式を取り入れるとか、人を唸らせてみせるぜ、という気概を全く感じない。「新しい試みは失敗の批判を受けかねない。なにか言われても言い訳ができる範囲で済ませておこう。」これをサラリーマン仕事という。一部の例外を除き、東京はやけに清潔ではあるが無表情で無個性で無感動なサラリーマン建造物が激増している。
これで外国人観光客2000万人を目指せるのだろうか。NYにはエンパイアビルやトランプタワーがあり、パリやローマは街そのものが芸術であり、バルセロナではサグラダファミリアの増築がいまなお進み、イスタンブールにはブルーモスクが威光を放っているのである。
1階の女性客でいっぱいの店で食ったランチは高くてひどい味であるばかりか、ウェイター、ウェイトレスは、ろくに日本語をしゃべれない白人である。「おもてなし」の国とか言っているのに、何でわざわざできの悪い外人を使うのか!こういう発想が恥ずかしくはないのか!東京ど真ん中の新名所を歌いながら白人コンプレックスを垂れ流してどうするんだ!白人のように見せて実は色白のパキスタン人ではないのか!?(パキスタンの方、すみません。パキスタンの方には何の恨みもありません。これは日本人関係者に向けたさらなる批判なのです。)