突然の旅人

大した話でもない黒坂修のアホ旅日記

放射線探知器が壊れる

まったくふざけた代物である。突然、写真のような状態になってしまった。23,000円も出して買ったのに、やはりロシア製だけのことはある。今、放射線探知器は超人気商品となり、大枚を叩かないと入手できない。写真のロシア製は50,000円以上の値がついていてかなり待たされるようである。
しかし俺は放射線探知器をどうしても諦めることができなかった。そして、ついに「ヤフオク」なるものに手を出し、昨夜中国製を送料込み、43,000円で競り落とした。中国製で43,000円である。中国の43,000円は日本の感覚では400,000万円である。どこかまたしても中国人にやられているようで釈然としない気分ではあるが、欲しいものは欲しいのでしょうがない。
これを持って俺は来週東北へいく。そして被災地の現実のほんの一端でも垣間見てくるつもりである。戦後最悪の自然災害と日本という仕組みの劣化の象徴のようにも見える原発事故によって日本はどうなって行くのだろう。1990年代からの失われた20年を経て政治経済社会、、、そして我々の心のあり方の構造変革を成し遂げることでしか、この悲劇を乗り越える道はない。
ところで週間現代によると、東京の放射線レベルは「毎月一回のレントゲン撮影を受けているレベル」なのだそうだ。外出時はマスクをし、雨天での外出はなるべく避けたほうがよさそうである。日本人は楽観主義者が多いが、ヨーロッパ人の行動にも注意を向けたほうが良い。東京ではいまだに10以上の大使館が閉められている。






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